こんにちは、나윤です。
K-POPにハマってすぐにぶつかる壁。
「推しが何言ってるかわからない(好きなのに、理解できない。つらい…)」
翻訳、字幕を見ずに直接理解したい!そう思って韓国語学習を始めてからもう10年が経ちました。その間に試してみた学習方法について、比較もしながら書いていこうと思います。
独学で勉強して半年でTOPIK6級!みたいなガッツもなく、1年休職して語学留学しました!みたいな社会人としてハードルの高いことは1つもしていません。ゆるゆるです。
【大前提】一人でやっても続かない性格なのです
何かを始める時、一番大事なのは「自分はどんな人間なのか=どういう状況なら続けられるのか」を正しく把握して、強制的に続けられる状況を作り出すことだと思っています。
これは私の性格です。
- やろう!と思ったら動くのは早い(とりあえずすぐ調べる&やってみる)
- 一人でコツコツは向いていない(成果が見えないと飽きるのも早い)
- 負けず嫌いな性格なので、レベルが一緒くらいのライバルが近くにいると俄然捗る
韓国語に限らず経験則なんですが、超初心者の状態から何かを始めるとっかかりの時期は、プロフェッショナルに教えてもらった方が成果が出やすい=成果が出ると楽しくなって続けやすい、とも考えています。
ハングルは独学で覚えました
推しのインタビュー動画を観たり、韓国語の歌詞の曲を聴いたり。うーん、理解不能。
まずはじめにハングルの読み方を調べました。ネットで調べて「ローマ字とほぼ同じじゃん!」ってなって、ノートに書いて覚えたのが取っ掛かり。김치をキムチって読めたしルールは覚えた。
でも、歌詞の音読はできるのに意味は全っ然理解できない。この先何に手をつければいいかわからないという状態になり早速つまづく。
週末、韓国語学院に通い始める
独学でかなり早くつまづいて、すぐに学校を検索しまくりました。結果、こちらの韓国語学院へ通い始めました。
K Village Tokyoこちらを選んだ決め手は次の通り。
- 無料体験レッスンがある(始めるハードルが低い)
- 1時間550円で、他の韓国語学院より断然安い(続ける負担も軽い)
- 土曜日に開講している(当時土曜日クラスは2時間/回でした)
- 会社の近くにあり、土曜日の振替で平日夜クラスを受講できた(会社から徒歩10分で行けた)
- レベル別のグループレッスン(スタートは初級だった)
- 先生はネイティブ韓国人(おかげでキレイなソウル訛りって言われます)
無料体験レッスンに参加したのは2013年(だったと思う)。当時は先生が2人しかいなくて、貸し会議室で授業を受けたのを記憶しています。
一番はじめに担当してくれた先生の教え方がロジカルでかなりしっくりきて、入校を決めました。グループレッスンではじめたので、同じくらいの韓国語レベルの子、しかも週末の休日にわざわざ勉強しに来ているようなガッツのあるオタクな子ばかりだったので、独学で勉強するより俄然やる気が出てました。
教科書はこちら。
この初級クラスで文法の基本をしっかりやって、しつこいくらい動詞の活用を勉強したおかげで後々の学習がかなり楽になったと思う。
グループレッスンから個人レッスンへ
3年ほどコツコツ土曜日に通い中級クラスになっていた頃、この辺りから温度差が出てくる。初級の頃から続けている人も減ってきて、人数的にクラスの維持も難しくなってました(当時の状況なので、今はそんなことないかもです)
ドラマは字幕で見るのが難しくて、韓国のコンサートへ行ってもMCの半分以下しか理解できてなかった感じです。
ダラダラと中級Ⅰの教科書でくすぶっているのが嫌で、この頃個人レッスンに切り替えています。
個人レッスンになるとグループの時より授業料はアップするから、月2回ペースで通っていました。回数は減ったけど、先生と1対1で1時間話すので、会話のレベルアップはできたと思います。
2017年、中級クラスの時点で受けたTOPIKは3級でした。
2017年〜2018年頃にはそれなりに読めたり、話せたりしてくるのでガンガン旅行に行っていました。月1〜2回の個人レッスンに加え、テスト勉強を試験3ヶ月前からコツコツやった2018年はTOPIK4級でした。
聞き取りはそれなりにできるけど、まだまだ自信を持って韓国語を話せる感じではなかったです。タクシーに乗ると運転手さんと雑談くらいはできるレベル。
空白期間はありました
時期を正確に記憶していないんですが、部署異動で仕事が鬼のように忙しくなり、土曜日の個人レッスンも負担になってきていました。2019年のどこかで一回学院は辞めています。
コロナ前だった2019年も韓国旅行に行きまくっていて、SHINeeミノの入隊前最後のファンミーティングではなんとか翻訳機なしでもイベントを楽しめる、そんなレベルでした。この頃、韓国でもバスに自由に乗れるようになる(ハングル認識スピードが上がり、Naver地図をノーストレスで使えるようになった)
真面目に勉強してる余裕もなく、YouTubeで韓国のコンテンツを垂れ流してぼーっと観る、くらいのことしかしていませんでした。
たまに、オンライン学院
ちょうどオンライン英会話が流行りはじめていた頃で、たまに会話の練習がしたくなった時はオンラインの韓国語学院を探してフリートークとかもやってました。
オンライン学院が良かったことはこちら。
- 無料体験レッスンのチケットが2回分ある
- Skypeなので、スマホさえあればすぐに受講可能
- 開講時間が朝6:00頃〜24:00頃まで幅広く、自分で予約を取るため時間の融通がきく
- 1回30分でスキマ時間にも取り組みやすい
- 自分のレベルに合わせて、先生を自由に選べる
ただ、続けるという意味では私には合わなかったです。強制的に授業の日程が決まってない状況だと、めんどくさくなって後回しになります。
英語の需要に比べたら韓国語の需要は少ないのでしょうがないのですが、レッスンチケットが割高なのも気になりました。
コロナ禍、オンライン留学へ
そんな中、コロナで強制的に外出できなくなり、イベントも旅行もなくなり、突然時間ができてしまう。仕事の余裕もできてきたここで、本格的に勉強再開しようと。
どうせやるなら、前から絶対やりたかったこと。留学に挑戦したい。でもコロナ禍だから現地に行けない、というので主要な大学がオンライン留学プログラムを提供しはじめたのが2020年の終わり頃。
オンラインでも正規課程(平日の昼にみっちり授業がある)ばかりの大学の中で、社会人に優しい週末課程・夜間過程のある慶熙大学で2021年春学期から学んでいます。
こちらを選んだ理由は下記の通り。
- ZOOMの授業なのでPCさえあればOK(始めるハードルが低い)
- 1学期=10週30時間、1時間あたり約1,000円で大学の授業が受けられる(続ける負担も軽い)
- 土曜日に開講している(毎週土曜日、9:00〜11:50で3コマ)
- レベル別のグループレッスン(レベルテストあり、中級1の後半クラススタートでした)
- 対面でないだけで、語学堂への留学と同等のカリキュラムが受けられる
コロナ真っ只中の2021〜2022年は、日本人だけで200名以上登録して参加していたようです。中級クラス以上は日本語が一つも出てこないので集中力もヒアリング力も格段に上がる。中級の壁はここで超えられました。
教科書はこちら。
2021年春学期を終え、夏学期真っ只中の2021年7月に受けたTOPIKは5級までランクアップ。
コツコツ続けて、今は高級クラスで毎週韓国語のエッセイを読んだりしています。
土曜日の朝9時、強制的に参加する習慣ができたこととレベルの高いクラスメイトがいることで、モチベーションを保って続けられています。
ドラマはラブコメ程度なら字幕無しで理解出来るようになり(クライムサスペンスとか医療モノで専門用語が多いのはまだまだ怪しい)、イベントは何言ってるか理解できて全力で楽しめています。日本語を使ってる感覚と変わらない感じになってきているので、旅行に行っても新鮮なワクワク感が無くなってきているのだけがちょっと残念。
まとめ
ゆるく今までやってきた勉強方法、比較してまとめてみました。
独学 | 韓国語学院 (通学) | 韓国語学院 (オンライン) | オンライン留学 | |
---|---|---|---|---|
始めやすさ | ◎紙とペンと インターネットがあれば今すぐにでも | ◯随時募集中 | ◯随時募集中 | △開講時期と申込時期が 決まっている |
続けやすさ | ×私は無理でした | ◯立地・通いやすさによる | △予定管理能力が必要 | ◯習慣化が容易 |
費用 | テキスト代だけ | 5,000円/月〜 | レッスン単価2,000〜3,000円/回 | 約40,000円/学期 (週末課程の場合) |
時間の融通 | ◎自分次第 | ◯振替受講ができれば | ◎早朝から深夜まで開講 | △開講時間が決まっている |
クオリティ | △自分の努力次第 | ◎ハングル読み書き〜初級 △レベルが上がってくると限界を感じる | ○担当の先生による | ◎大学の語学堂と 同じカリキュラム、 ハングル読み書きから上級者まで対応 |
やりたい!と思った時が絶好の始め時。鉄は熱いうちに打て。私の経験が参考になれば幸いです。
ぜひ、自分に合った方法で始めてみてください。言語を理解するということは文化を理解すること。ヲタ活の楽しみが何倍にも大きくなりますよ!
スポンサーリンク
コメント